ロータリーエンジンの 圧縮不良
2009年 04月 15日
このエンジンの搭載車(FC3S)は、当社に入庫時、アイドリングが以上に高く、多少不安定なところがあるものの、エンストするくらい不安定な訳じゃなく、走行テストでは特に気になるほどのパワーダウンもありませんでした。
でも・・・何か変だぞ???
何でアイドリングアジャストスクリューを、こんなに上げる方向に調整しているのだろう?
アイドリング時に軽いハンチングがあり、マフラーの音も、不整脈というか、不協和音が・・・(調子の良いロータリーはきっちりビートを刻み、独特のハーモニーがあるんですが)
アイドリングを正常な値(750rpm)に調整するとエンスト!
あっ やっぱり・・・。よくあるごまかしです。
そこで、コンプレッションテスターをセットしてみました。
フロントハウジング側は7.8~8.0程度圧縮があり、問題ありません。
リヤハウジング側を測定しますと、結果はご覧の通り・・・。
少しピントがずれてしまいましたが、3室の結果は 4.3 4.9 6.5 と、バラバラです。
しかもすべて限度値(7.0)以下です。
あ~ やっぱり・・・絶句・・・!!
間違いなくエンジンブローです。
測定の結果から、おむすびの頂点(三角形の角に当たる部分)に付いている3ヶ所のアペックスシールのうちの1ヶ所のアペックスシールの破損かと推測されます。
(エンジン開けてもないのに、なぜわかるか?って・・。それは、おむすび(三角形)の辺に当たる部分が、燃焼室にあたりますので、破損していない2つのアペックスシール間の燃焼室は6.5の圧縮があると、推定できます。もちろん6.5は低すぎる数値ですが、アペックスシール破損により、ハウジングに傷ができればこのような数値になります。)
エンジンをおろし、OHすることに決定しました。
エンジンをばらしてみたところ、やはり、アペックスシールの破損によるエンジンブローです。
ただ、このエンジン、当社で今までOHしてきたブローエンジンの中では比較的軽症です。
もちろん軽傷といってもブローしているのにはかわりありませんが・・・。
酷いのになると、アペックスシールが、バラバラの状態のモノや、ローターの溝に、かしまってしまっているものや、逆に溝が開いてしまっているものなど、いろいろです
つづく
でも・・・何か変だぞ???
何でアイドリングアジャストスクリューを、こんなに上げる方向に調整しているのだろう?
アイドリング時に軽いハンチングがあり、マフラーの音も、不整脈というか、不協和音が・・・(調子の良いロータリーはきっちりビートを刻み、独特のハーモニーがあるんですが)
アイドリングを正常な値(750rpm)に調整するとエンスト!
あっ やっぱり・・・。よくあるごまかしです。
そこで、コンプレッションテスターをセットしてみました。
フロントハウジング側は7.8~8.0程度圧縮があり、問題ありません。
リヤハウジング側を測定しますと、結果はご覧の通り・・・。
少しピントがずれてしまいましたが、3室の結果は 4.3 4.9 6.5 と、バラバラです。
しかもすべて限度値(7.0)以下です。
あ~ やっぱり・・・絶句・・・!!
間違いなくエンジンブローです。
測定の結果から、おむすびの頂点(三角形の角に当たる部分)に付いている3ヶ所のアペックスシールのうちの1ヶ所のアペックスシールの破損かと推測されます。
(エンジン開けてもないのに、なぜわかるか?って・・。それは、おむすび(三角形)の辺に当たる部分が、燃焼室にあたりますので、破損していない2つのアペックスシール間の燃焼室は6.5の圧縮があると、推定できます。もちろん6.5は低すぎる数値ですが、アペックスシール破損により、ハウジングに傷ができればこのような数値になります。)
エンジンをおろし、OHすることに決定しました。
エンジンをばらしてみたところ、やはり、アペックスシールの破損によるエンジンブローです。
ただ、このエンジン、当社で今までOHしてきたブローエンジンの中では比較的軽症です。
もちろん軽傷といってもブローしているのにはかわりありませんが・・・。
酷いのになると、アペックスシールが、バラバラの状態のモノや、ローターの溝に、かしまってしまっているものや、逆に溝が開いてしまっているものなど、いろいろです
つづく
by captainauto_jp
| 2009-04-15 22:26